しばらく前に合同会社ノイマンという会社を設立した。
そして会社の活動報告を毎週月曜日朝7時にYouTubeにアップロードしている。
今朝、第6回を公開したので1ヶ月半やっていることになる。目標としては100回まではやりたいと思っている。
会社の活動報告といいつつ守秘義務に関わることは言えないので、基本的には僕が個人的に勉強していることとか経理関係で何をやったかなどの話が多い。 この活動は再生数を伸ばすことは目的ではないので、なぜこんなことをやっているのか書こうと思う。
活動報告とは
週一でその一週間に行ったことをダイジェストして5分〜10分程度の動画にしている。 守秘義務に関する部分は当然話せないので、今の所「年末調整した」とか「VPNを使えるようにして開発環境を良くした」とかそういう些末な話をしている。 もうちょっと「DIYで家を直した」みたいなコンテンツ力の高い話もしていきたいが、それはやったときにやる。
定例の活動報告は自分がその一週間に何をしたかの行動記録が主な目的で、1つ1つの動画の面白さはそこまで求めてない。 「今週はこういうことをやっていたよ」という程度のスモールトークに過ぎないので見てくれる人がそれを楽しんでいただけると嬉しいけど、 こちらとしては定期的にやることが一番大事なのであって、一度のクオリティをあげようとすると疲れるのでそこは頑張りすぎない範囲とする。
僕の希望としてはせめて新しい技術について勉強して情報発信することで、多少なりともリスナーの役に立つ情報を発信したいと思っているのでそこは頑張ろうと思う。
なぜやっているのか
なぜこんなことをやっているかというと、今まで活動記録を残してこなかったことに対する後悔があるからだ。
初めてあった人に自己紹介するとき話すことが多くなってしまった。 だいたい次のような話をする。
- プログラマ/リモートワーク/起業した
- 静岡に変な形の家を持っている
- シェアハウスに住んだり運営したりしていた
- 五右衛門風呂で生活していたことがある
- DIYで家を直したり家具を作ったことがある
- 車中泊生活をしながら全国を旅していたことがある
- ソーラーパネルで発電していた
- カホンを作ったり叩いたりしている
ネタが多い!!
良くも悪くもネタが多い。一方でこれらの情報はちょいちょいブログにはしているもののまとまってなかったり、削除した記事もあったりして 客観的に見て記録が十分に残っているわけではない。リアルタイムに記録を残しているものもわりと少ない。
それがもったいないなと今更ながら後悔している。情報発信が大事だなと思っているし他の人にそういうことを言うこともありながら、今まで自分も十分にできていなかった。 そもそも当時の自分は自分がやっていることをそこまで特別だとか面白いとか思ってなくて、ただ生活の延長の中で五右衛門風呂が必要だったりソーラーパネルが必要だったりしただけなわけで、 それをちゃんと記録しようという意識が強くなかった。
そういうのはもったいない。
僕はもっと自分が変な人間であることを自覚したほうがいいらしい。 そうすると、自分が面白いと思ったときに記録するのではなく、定期的に週一くらいで活動を多少なりとも記録して発信するほうがいいと思った。
最近は以前ほど突飛な活動をする機会は減ってきているが、それでも何もしないということはありえない。 だから活動報告を週一でちゃんと残すことにした。
他の人が何をしているかはSNSでは案外分かりづらい
自分の周りの人を見ていて「面白いことをやっているけどいまいち外に伝わってないな」と思う人が多いことに気づいた。 FacebookやTwitterなどのSNSというのは案外その人が何をしているのか分かりづらいのだ。 そもそもSNSは親しい人とコミュニケーションするためのもので、知らない人に情報を伝えるものとしては向いてない。 フォロワー同士の交流であっても、相手が何をやっているのかわかるときとわからないときがある。
そういう情報の不確実さみたいなものが不十分だと感じている。
なんかもっとダイジェストとしてまとまったものがほしい。 ざっくりその人が今何をやっているのか説明してほしいし、その中で宣伝があるならやっておいてほしい。
そういう気持ちで始めたのが週1回5分程度の活動報告だった。 だからどちらかというと自分がやりたい以上に他の人の活動報告がみたいという気持ちもあって動画を作っている。 実際、友人で活動報告動画を作るようになった人もいてとても嬉しい。
なぜ動画なのか
ブログを書くのがだるかったから。ブログはそれなりの文量がないと面白くならないし、あまり読んでもらえる気がしなかった。 僕としてはブログよりプレゼンのほうが短い時間で作れるから、週一でブログを書く気持ちになれなかった。 ブログで書くといかにも週報っぽくて嫌だったというのもある。 僕はあえて週報という言葉を使っていないのだが、これはなんとなく週報と聞くと面倒臭そうな感じになるのが嫌だったからだ。
podcastも考えたが長い時間話すわけでもないのでYouTubeでいいかなと思った。 なんとなく映像がないのも寂しい気がするし、一般的な知名度としてpodcastよりYouTubeのほうが高いように思えた。
あとは単純に興味として動画を作ることをやりたかった。 カメラやマイクも少々持て余し気味だったし、まだ公開していないDIY関係の録画データもあるので動画編集になれておきたかった。
撮影方法については試行錯誤していて、なんとなく人物が写っている動画のほうが説得力がある気がして顔出ししている。 プレゼンだけ画面に出してもいいのだが、そういう動画はなんとなく退屈な印象がある。 やはり「人が喋っている」というのが印象として大切なのかもしれない。 そういう狙いもあってあえてiPadでプレゼンをしているのだが、文字が出ている部分が画面の中で小さくなるのがイマイチな気もする。 テレビなんかも長年の試行錯誤の末に現在の形があるわけで、他の動画を参考にしながらやっていきたいと思っているが、 あまり編集に時間をかけたくもないのでいい感じの折衷案を見出していきたいところだ。
他の人もやってほしい
もしこの記事を読んでちょっとでもいいと思ってもらえたら、ぜひ他の人たちも活動報告動画を作ってみてほしい。
YouTubeに動画を上げるというと再生数を伸ばさなければならないみたいな感覚がなんとなくあるような気がするけど、 そこを目指さない動画制作のスタイルがあってもいいんじゃないかと思う。 もちろん収益化するにはそれなりの再生数とチャンネル登録者数は必要なわけで、収益化を考えるならそれらの数字を伸ばしたいわけだけれども。
「最近はこういうことをやっているんですよ」という話を対面であった人にするだけじゃなくて、動画にしてWebで公開するということをするだけで なにか世界がちょっと変わってくれるんじゃないかなと小さな期待をしている。