お絵かきおじいちゃんっていいですよね
柴崎さんが好きでファンレターを送ってしまった。お元気でいてほしい。
歳をとっても趣味のある人でありたい。「あとは死ぬだけ」とか言ってる老人が一番嫌いだ。
大学生くらいの頃から本格的に絵を書き始めて下手なりにダラダラ続けている。 毎日書く時期もあるけど全く書かない時期もある。本職のプログラマが忙しくてかけない日もある。 デジタル画は特に苦手なのだがこれも以前よりはできるようになってきているので少しずつ上達したい。
しかしお絵かきおじいちゃんを目指すならアナログ絵を極めたい。 デジタル絵はデータだから消えてしまいやすいけど、アナログ絵なら遺品として残りそうだ。 それに年取ってからパソコンやるのしんどそうだし、どうせならコンクールに出したりもしたい。 古典的な道具で絵を書くほうがお絵かきおじいちゃんっぽくて憧れるというのもある。
とはいえ僕は女性画を書くことにしか興味がない。もともとエロマンガを書きたくて絵を書き始めたようなものなので、風景とか静物とかいまいち楽しくなくて今でも女性画ばかり書いている。 お絵かきおじいちゃんになったら「もうおじいちゃんたらまたいやらしい絵書いて!」と怒られるようなスケベじじいになりそうだ。 ルノワールだって女がいなければ絵なんて書かなかったみたいなことを言っていたらしい(要出典。実際男性画は殆ど書いてない)し、自分の書きたいものが定まっていることは良いことだと思うことにしよう。 プロの画家を目指しているわけでもあるまいし、自分の書きたいものをかければそれでいい。
鉛筆画
デッサン風のお絵描き pic.twitter.com/34HQB3PNY8
— ババ (@kbaba1001) 2021年10月2日
デッサンが割と好きだ。昔、社会人2年目くらいの頃にデッサン教室に半年ほど通っていた。 今にして思うとあまり良い教室ではなかったが、紙と鉛筆の使い方くらいは教えてくれた。 そのへんの経験を踏まえて僕なりに意識していることがいくつかある。
- 大きい紙に書くこと
- 僕はF6の紙を使うことが多い。F8だと少し大きすぎて邪魔くさい。
- いろいろな鉛筆を使う
- H4, H2, H, HB, B2, B4, B6, B8, B10 を使っている
- 鉛筆は安いし手に入りやすいので三菱のuniを使っている
- 塗り絵にならないようにする
- ほどほどに形をとったらさっさと塗る。塗りながら修正する
最近は鉛筆そのものだけでなく鉛筆シャーペンみたいなものも使っている。
これは鉛筆の太さの芯を入れることができるシャーペンで普通の鉛筆とくらべて削らなくていいし、長さも変わらないのが良い。ペン先が少し重いので書きやすいのも気に入っている。
とはいえデッサンにしろアートとしての鉛筆画にしろ、美大に通ったわけでもなく自分に基礎があると思えない。 デッサン教室というのも石膏や身近な静物(花とか消化器とか)を書くだけで人物デッサンではなかった。 それにどうも自分の悪い癖で何事でも自分がやってることに横から口を挟まれるのが我慢できない。人から教わるのが下手なのだ。 何度か参加したコスプレのクロッキー会などは楽しかったのでまた参加したいのだがあまり開催されないのが残念だ。
思い返してみれば人物デッサンを習う機会がなかった。たまにクロッキー会に参加することはあったが、いわゆる長い時間をかけて実際の人物を見ながらデッサンするという経験はない。僕の場合はヌードポーズ集をたくさん持っているので、それをパラパラめくりながらクロッキーをしたりデッサンをしたりする。こういうところも画家もどきという気がする。
このシリーズが好きで何冊も持っている。
顔を書くのが苦手だ。難しい。顔というか頭。体とのバランスが一番狂いやすい気がする。絵の中で一番目に付きやすい部分でもあり難度が高い。
ペン画、クロッキー
ヌードポーズ集をめくりながらクロッキーをする。鉛筆でかるく下書きをしてペン入れする。こんな感じ
気に入ったのでベタ入れたりした。 pic.twitter.com/kBFl5XTPJj
— ババ (@kbaba1001) 2021年9月20日
僕の場合、下書きと言ってもちょっと当たりをつける程度だ
Pinterestの写真の模写 pic.twitter.com/JVbrBVI0lT
— ババ (@kbaba1001) 2021年10月4日
鉛筆で書いた丸とかがうっすら見えているが下書きと言ってもこの程度でガッツリ書くことはしない。指とか顔、髪など細かい部分はペン入れのときに一発がきすることが多い。下書きはどうせ消すものなのであまり時間をかけたくないのでさっさとペン入れしたいというせっかちな気持ちもある。多少雑になったとしてもスピードを優先する。書き上げたければ早く書かなくては。
クロッキーなのにペン入れする理由が少しある。
- ペンのほうが鉛筆より線がはっきりするので見やすい。鉛筆だけで書くとあたり線と実線の区別がつかない
- ペンのほうがやり直しが効かないので集中できる(気がする)
- ペンのほうが短時間で仕上がりが良くなる
もともと学生時代にノートをとるようなときもシャーペンや鉛筆を使わずにボールペンだけを使っていた。なんとなくボールペンやミリペンのしっかりとした黒い線が好きだ。鉛筆の線というのは薄くて頼りない。消しゴムで消せるのはいいんだけどやはり迫力に欠ける感じがする。
使っている道具としては次が気に入っている
- プロッキーの黒、グレー、薄橙
- 長年プロッキーの黒をペン入れに使ってきた。画材屋ではなくコンビニや文房具屋でも手に入るのが良い。油性ペンと比べて裏写りしないのも良い。クロッキー帳に書くことが多いので紙が薄いから油性ペンだと裏写りする。
- グレーや薄橙は影を塗るために使う。黒単色よりちょっと2色、3色にすることでお洒落にできる
- ぺんてる プラマン
- 最近使い始めて気に入っている。ようやくプロッキーより良さそうなペンを見つけたように思う。細い、太いを角度によって変えられるのが良い。今は使い捨てタイプを使っているがインク交換タイプを今度買う予定。
- 新ペン先 スクールG ブラック NP40ABK-F
- あまり使わないけど顔などの細かいところを書くときに持ち運びできるGペンを使っている。
ここまでの話で気づいた人もいると思うけど、僕の道具選びは手に入りやすいことを割と重要視している。地方に住んでいるので画材屋が少ないということもあるし、絵を書くために大げさな道具を使いたくないという気持ちもある。出先で絵を書きたくなったときに画材を持ってないこともあってそういうときにコンビニで手に入るような道具で絵を書くことになれていれば便利だ。 また持ち運び性も重要でかばんの中に小さなスケッチブックと数本のペンと鉛筆を入れておきたい。出先の数分の空き時間に絵を書くことも多いので、持ち運びに不便な絵の具などは選択肢から外れてしまう。
絵日記 pic.twitter.com/vyUCC2km5A
— ババ (@kbaba1001) 2021年10月4日
例えばこれは中華料理屋で書いたもの。こういうちょっとした絵日記を15分くらいでかけると格好いい。
個展をやります
12月の最初の週、12/4から12/12で沼津の喫茶店フランで個展をやります。また特設ページやパンフレットを作るつもりなのでアナウンスします。