ソファづくりに挑戦したくなったので2x4角材と24mm厚の針葉樹合板を使ってDIYすることにした。 家の近所に根継商店という平成建築の大工さんがやっているシェア工作室ができたので、ここで機材を借りたり大工さんからプロのアドバイスを受けたりして作成した。
設計図
大物なので今回はきちんと設計図を書いた。といってもCADの使い方など知らないので我流でやる。
iPad の Procreate というソフトを使って次のような図を書いた。
これは色ごとにレイヤーが分かれていて、次のように分解できるようになっている。
完成図を意識しつつパーツごとの設計が可能だ。Procreate はアイソメトリック描画ガイドを表示してガイドに沿った線を書くことができるので、この機能を活用するとこのような設計図も作ることができる。 お絵かきツールと言えど侮ることはできない。
材料の準備
2x4角材と24mm厚の針葉樹合板をホームセンターで購入して、根継商店にある卓上丸のこなどを使ってカットしたのがこちら。(作業途中の写真は取り忘れた)
同じ長さに木材を切っていくためには卓上丸のこくらいはないと厳しいので、機材を借りられる場所はありがたい。普通の手に持つタイプの丸のこは持っているのだが、これではあまり精度が良くない。 かといって卓上丸のこは家で買うにはちょっとオーバースペックである。
組み立て
組み立てはコーナークランプを使って直角になるように気をつけて作業した。
いかんせん、2x4角材を適当に買ったものだから沿っていて設計図通りの形にするのに苦労した。木は天然素材なのでこれは仕方がないことだ。クランプでしっかり形を作るのが重要である。
また隙間なく木材を結合するために次の動画にあるようなテクニックを使用すると良い。
ひと手間かけるとクオリティが上がるのは何事も同じかもしれない。
仮組み
パーツができたので最終組立の前に仮組みしてみる。この段階では各パーツは設計図で色分けされている4種類で、まだそれ以上の結合はされていない。 仮組みしてみたら案の定、針葉樹合板が片方はまらなかったので、電動カンナで2mmほど削った。 これも機材があるおかげである。
塗装
以前はニスとかペンキとか使っていたけど、最近はワックスで仕上げることが増えた。 何と言っても乾くのが早い。30分ほどで乾いてしまう。ニスやペンキでは24時間くらい放置するほうが無難だがワックスなら二度塗りの必要もない。 大きいサイズのワックスを買っておけばいくつか作品を作っても使い続けることができる。
完成
最終的な組み立てを家で行い、ついに完成した。途中経過の写真をあまり撮ってなかったが、土日を4度ほど使っているので結構時間がかかった。 二人がけソファなので座面の横幅は1200mmになっており、ちょうど写真の長座布団が置けるようになっている。 この長座布団はAmazonで購入したもので、合皮なのでソファに最適だと思う。
120cmとのことだが写真でわかるように若干小さいが、その分クッションが分厚いのでよしとする。
家を片付けて読書部屋を作ることにしたので、このソファはその部屋用になった。寝っ転がってみても腕置きがいい感じの位置に来て想定よりいい感じだった。 こういう大物は手間と時間がかかるけどちゃんとできると自分の技術力が上がったのを実感できて楽しい。嬉しい。